あえいずの日記

辞書を読んで感想を書きとめる

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

大島弓子

漫画家なんですけど、大辞泉の説明に「文学作品にも匹敵すると高い評価を得る」とあって、誰かはわかりませんがその評者の漫画への偏見があからさまだと思いました。 漫画と文学作品は別ジャンルなので、「(漫画なのに)文学作品にも匹敵する」と優劣を比べる…

オージーボール

オーストラリアのフットボール。1チーム18人。多い。フィールドはラグビーの3倍。広い。 オーストラリアではプロリーグもあるらしい。 生で観戦するなら、ラグビーの3倍のフィールドということを考えれば、個人のテクニックより全体の戦略を見たほうが楽しめ…

オオサンショウウオ

半分に割いても生きているので「はんざき」とも言うらしい。自分も普通に魚は命を頂いて食べていますが、それでもこういう情報は引きますよね。 ただ「生きている」の定義については議論の余地があるかと。お店で活け造りを頼んだら頭と尾が付いてきてそれが…

大寒小寒

わらべ歌で、「おおさむこさむ 山から小僧が飛んできた」と続くそうです。 「小僧が飛んでくる」というのを普通の意味で「飛んでくる」と思ってしまい、90年代のバラエティ番組で見たことのある人間大砲のようなもので小僧を山から飛ばしているのか?と思っ…

大匙

料理レシピでの計量で使うやつ。 今まで深く考えたことがなかったのですが、「大匙」という言葉だけで15mlという共通認識ができるという意味で、標準化された規格の一種ですね。規格といえば大抵はISOやJISが決めていると思っていましたが、大匙は別に標準化…

大崎上島と大崎下島

どちらも瀬戸内海の島で、名前からして両島の関係は非常に近いものと想像しましたが、それぞれ所属する自治体が違って意外に思いました。 もちろん地理的にも特に近い関係なので、市町村合併の波がくる度に議論があったと思うのですが、各自治体個別の事情が…

大河内一男

「太った豚よりやせたソクラテスになれ」という名言で知られる経済学者。 豊かな現代では「誰がわざわざ太った豚になりたいんだ?」と思ってしまい理解できない名言ですが、戦後の時代背景を考えれば「目先の飢えをしのぐことよりも知識の方が大事」という、…

大久保長安

徳川家臣だったが死後発覚の不正で遺子全員切腹。 そういう時代とはいえばそれまでですが、意味不明ですよね。 遺子としては完熟フレッシュのあのギャグを叫ぶしかありませんよね。 「生まれてくる家間違えたー!」 多分子供が何気なくこのギャグを言って親…

オークニー諸島

中でも最大の島がメインランド。名前がそのまますぎ⋯と思いましたが、日本列島の「本州」みたいなものだと思えば、特につっこむところではないのかもしれません。 ⋯ここでつっこまなかったらこの項目面白いところ無いよ。(私感)

大句数

井原西鶴が一昼夜で1600句詠んだときの徘徊集。江戸時代から耐久レース的な発想があったのですね。 ただ句の質より量で競うとすれば、現代では人間は明らかにAIに勝てないので、将棋などとは違って面白みはなさそうです。 それでもやるとしたら、どんな言葉…

多くを問う者は多くを学ぶ

イギリスのことわざ。 多くを問う人といえば、本屋で売っている学習ドリルの作成者だと思うのですが、彼らがどれだけ学んだのか今出版不況で試されているところですね。 ⋯と冗談はさておき、多くを問うて辞書引きまくる人は多くを学ぶでしょうが、私は問わな…

O脚↔︎X脚

脚の形が対の関係であると同時に、マルとバツで対とも読めて面白い。 実際はO脚もX脚も健康や見た目的に「バツ」とされていますが⋯

おおおおじ(大祖父)

祖父母の父のこと。祖父母の母は「おおおば(大祖母)」 なぜか「お」の数が父と母で違って紛らわしいですが、幸か不幸か私の大祖父も大祖母も生まれた時にはいなかったので、混乱して間違える失礼は起こらなかったです。また幸か不幸か今31歳で子供がいないの…

オーエス

綱引きの掛け声で、意味は「巻き上げ、始め!」 これまでに学校で何度か綱引きをする機会があり、意味も知らずに「おーえすおーえす」と言いながら綱を引いていましたが、巻き上げてはないし、1試合で何度も始まりすぎ。 意味を考えればむしろ詐欺グループの…

OADG

パソコン関係の規格標準団体。私のKindle版大辞泉には、「(前略)策定などを行なったる団体」と、可愛い誤字がありましたが、ネットのコトバンク版では修正されていて、 「誤字に気付いたということは、広辞苑でも大辞林でもなく、大辞泉を読んでる人が自分以…

近江泥棒伊勢乞食

商才で成功した近江の人や勤勉で成功した伊勢の人を負け惜しんで、宵越しの金を持たない江戸っ子が言った言葉。 東京本社の企業が貯め込んだ金額を思えば、時代の変化を感じざるを得ません⋯ あと近江商人といえば「三方よし」ですが、理不尽な妬まれようで、…

おうな

「女」と書いて、若い女性。「嫗」と書けば、老女。 同じ読みでも漢字と意味が違って、日本語奥深い。 ⋯しかしそもそも「おうな」と言われても年齢以前に女性のことを言っていると認識できないですが。

嘔吐下痢症

国語辞典の大辞泉に、「下痢の間は水分の補給が大切」って書いてあって、書いた人の優しさを感じた。 しかし下痢に困っている時に辞書は引かないので、せっかくの優しさを活かす機会がない⋯ ズッコケ3人組のハカセみたいにトイレで本を読む人は別。

欧州通貨単位

ユーロの前身。辞書には歴史的仮名遣いも載っていて、オウシウツウクワタンヰとなるのですが、最後の「ヰ」が¢(セント)に少し似ていると思いました。1%くらい。セントだけに。

黄金律

人生最上の教訓とされることで、具体的には「自分がしてほしいことを他人にもしろ」 一方で「黄金律は存在しないというのが黄金律(人の好みは様々だから)」という言葉もあります。 相反する二つの考え、どちらにも共感してしまうのは、「黄金律」という言葉…

黄金道路

北海道の国道で、難工事のため莫大な費用がかかったことからの名前。 学生時代はサイクリングクラブで林道ツーリングなどもしたので、僻地の道路についてもかなりお世話になり愛着もありますが、納税者として過ごす年月が私を変えてしまったのか、この黄金道…

黄金海岸

自分も含め多くの日本人にとっては、黄金海岸(ゴールドコースト)といえば空港もあるオーストラリアの方を思い浮かべると思うのですが、アフリカのガーナにもあるそうです。 自称ピュアな私は、どちらも海岸に夕日が反射した色が名前の由来だと思ったのですが…

応急危険度判定士

大地震の直後に建物の危険度を判定する人。建築士がボランティアでするもので、危険な上に無報酬で頭が上がりません。 私が「高校生までに辞書通読を完了させられたら人生の満足度が著しく向上する可能性が高い」説を唱える根拠の一つとして、職業の選択肢が…

扇腹

江戸時代の刑罰で、扇を使った作法の直後に首を斬られるというもので、普通の斬罪と切腹の中間の刑の重さらしいです。現代人から見ると「斬罪も扇腹も結局首を斬られて一緒じゃん」と思うところですが、こんなところからも過去の日本人がどれだけ礼節を重ん…

扇流し

美しい扇を川に流す遊び。 昔から無駄遣いが好きな人っていたんですね。 でもこういうのでも扇の需要を増やしているので、生産技術向上のエンジンになっているかもしれませんね。 やっぱり世の中無駄なものはないのかもしれませんね。(このブログに存在意義…

扇を請ける

奥義伝授の証として師匠から扇を与えられること。奥義だけに扇。 奥義伝授って結構感動的なシーンだと思うのですが、シャレなんですね。請けるっていうよりウケますね。

元々は部屋の西南の隅を「奥」と言って神様をまつるところだったらしい。 しかし改めて自分の部屋の西南を見ると、神様をまつるどころかノーマットから殺虫成分が噴霧しており、せめて東南の空気清浄機と交換すべきか悩む。

老いの春

晩春と人の老齢が掛かっているらしい。 人生を季節に例えると一般に老齢は冬だと思いますが、晩春やインディアンサマーも老齢を指していて、 結局老いた時にどの季節に例えるかは人それぞれです。 個人的には老いてもなおウキウキ(雨季雨季)、歓喜(乾季)して…

老いの波

年老いること。 年寄るの「寄る」から波を連想し、あと「歳をとるとシワが出て波みたい」ということでダブルミーニングらしい。 基本的に私はダブルミーニングやシャレは好意的に捉えますが、面白いかといえば「並」程度。 ⋯万が一伝わっていない可能性があ…

老いの一徹、老いの入舞、老いの方人、老いの繰り言

Q これら4つの言葉に出てくる人の中で、老人とは限らないのはどの言葉の人? A 老いの方人(老人の味方のこと) なるほど五十音順で並んでいる国語辞典の通読は、このようなクイズを作るのに最適ですな。 ⋯自分も含めてクイズ作る必要のある人はそんなにいませ…