あえいずの日記

辞書を読んで感想を書きとめる

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

草野心平

詩人で、蛙を題材にした詩を多く残した。 蛙からそんなにたくさんの詩を作られるほどイマジネーションが湧いてくるのがまずすごいですね。でも何か一つのテーマを極めようとするのは面白いかもしれません。 蛙をテーマにすると草野心平と被るので、蛙以外の…

草の汁

日本画用の絵の具で、昔は本当に草から作っていたようですが現在の製法では原料に草は使われていない。 ただ絵の具の色名として現代から見るとハイセンスな色名だと思います。単に「汁」という言葉が好きなだけかもしれないけど・・・

草競馬

アマチュアの競馬で、馬券は発売しない純粋なレース。 馬は道路交通法上は軽車両なので公道も走れますが、公道でのレースは危ないから草原でやれってことで「草競馬」なんですね(違)

クサギカメムシ

臭木などに寄生するカメムシで、クサギカメムシ自身も強い悪臭を放つ。 臭木から悪臭成分を取り入れているのかな?と思いましたが、臭木以外にもサクラやマツなど多くの種類の植物に寄生することが知られており、単に自分が臭いから臭さ耐性があって臭木の臭…

臭木

名前の通り悪臭を持つが、若葉は茹でて山菜として食用にする。山菜としてはカタカナ表記の「クサギ」なので、「クサ」は「草」のことだと誤認しやすく臭いを気にせず食べられますね!

草木も靡く

「すべてのものがひれ伏すくらい勢いがある」という例えですが、草木が自分の方に靡くということは風の向き的には逆風なのでは・・・

草魚

同じ草魚でも「クサウオ」と「ソウギョ」は別種。 見た目が似ていて釣った魚種の判別が難しい魚もありますが、草魚は名前を見ても判別できませんね・・・

草合せ

草を持ち寄ってその優劣を決める遊び。そもそも草の優劣ってなんでしょうね。「世界に一つだけの花」があるなら「世界に一つだけの草」があってもいいんじゃない? あと宮廷では草合せに負けると衣服を脱がされ勝った人に与えないといけないという、野球拳の…

草結ぶ

草を束ねて枕にするところから、「野宿する」という意味もある。 学生時代はサイクリングクラブで何度も野宿したので、野宿にはとても思い入れがありますが、「草結ぶ」なんて風流な表現があるなんて知りませんでした。 現実の野宿は不良に絡まれたり警察に…

愚公山を移す

愚公という老人が交通に邪魔な山を家族総出で崩し始め、それを見た人が「出来るはずがない」といって笑うと、愚公は「山は増えないから子々孫々やればいずれ出来る」と自信満々に答え、それを聞いた天帝が一夜で山を動かした、という故事から、「努力を続け…

ググる

高度情報化社会の現代においてはグーグルをいかに活用するかということは非常に重要となりますが、日本語を使う私たちなら「超音符を取ってラ行五段活用(ググら・ググり・ググる・ググる・ググれ・ググれ)」ですよね! 特に「ググれカス」は手本のような活用…

括り猿

江戸時代に流行した猿の形のぬいぐるみで、遊郭では客の足止めのまじないにした。 「客が去る(猿)」で足止めには逆効果な気もしますが、やたらと性行為をする人を猿に例えることと関係があるのでしょうか?

傀儡

操り人形使いの女が売春もしたことから、「遊女」の意味もある。 ダッチワイフの登場で彼女たちの仕事はダブルパンチですね・・・

公卿補任

神武天皇の時代から明治元年まで、約2500年間の歴代朝廷高官の名前などを記した史料。 皇族の歴史の長さに隠れてるけど、公務員の歴史も長かったんですね。四半世紀を100回分だもんね。・・・いや普通は「1世紀を25回分」っていうか。

公暁

源頼家の子で、源実朝を暗殺した。 源氏の子なので名前は「源〇〇」かと思えば、「公暁」ってそもそも姓か名かもわからない武士のルール無視な名前なのはなんで?って思ったら出家しており僧侶としての名前だったんですね。 本人は実朝を暗殺して将軍になる…

苦境

そういえば「苦境」と「苦況」の使い分けについて考えたこと無かった。でも苦しい状態ならとりあえず「逆境」って言っておけば「苦境」も「苦況」も使わないで済むから、その使い分けについても考える必要は無いよね。 「逆境はチャンス」って聞くけど、「逆…

釘になる

手足が冷えて凍えることを「釘になる」という。 確かに釘は棒状で固いので、手足が凍った様子を例えていると思うのですが、寒さを表す演出だと凍ったバナナとかで釘を打つイメージがあるので、釘の役どころが思っていたのと違いました。 とりあえず「刺すよ…

口義

大辞泉によると「口で伝える奥義」という意味。そう聞いて「口で奥まで咥えて性的刺激を伝えるテクニック」という想像をしてしまったのは自分だけではないはず・・・ それはおいといて、奥義を口で伝えるのは文書などに残すと秘密が漏れる可能性があるから。…

苦髪楽爪

苦労している時は髪が、楽をしている時は爪が早く伸びる。一方で、全く逆の意味の「苦爪楽髪」という言葉もあり、どっちが本当なのでしょう? ただ本当に苦労している時は髪や爪の伸びの早さとか気にしていられないはずだと思います・・・そもそも苦楽によっ…

ク活用

ク活用する形容詞は客観的な性質を主に表し、シク活用する形容詞は主観的な感情を主に表す。 こういう曖昧な見分け方は受験勉強としては使いにくいし、そもそも知らなくてもコミュニケーションをとる分には問題がないので、一見活用の機会が無さそうな情報で…

探湯

古代の裁判で、熱湯の中に手を入れさせて火傷するかどうかで判定した。 バラエティ番組の熱湯風呂も熱湯というのは虚偽で、実は適温で演技しているのでは?という疑いがあるので、火傷しているかどうかで判定しないといけませんね! まあ、「適温なのに熱湯…

クオータ制

議員や閣僚などにおいて、性別などが一定の割合になるように割り当てる制度。 議会の多様性が高いこと自体は悪いことではありませんが、普通選挙によって議員が選ばれている中でわざわざ枠をつくって「1票の格差」を大きくするのは違和感を感じます。また一…

クオーターバック

アメリカンフットボールのポジションで、クオーターバックは「攻撃のリーダー」ってよく聞くけど、なんで攻撃の選手なのに「バック」にいるんだろう?と疑問に思っていましたが、アメリカンフットボールって攻守交代制だから攻撃時はグラウンドのチーム全員…

クエンカ

スペインの都市で、独特の景観から「魔法にかけられた町」という秀逸なキャッチコピーがついている。 「魔法にかけられた町」なんて言われたらつい見たくなってしまいますよね。こうして観光業を賑わせようという戦略なのでしょうが、「なんでもGoogleの画像…

グエル公園

サグラダファミリアで有名なガウディが設計した公園でユネスコの世界遺産ですが、もとは分譲住宅の計画だった。 しかし発想が進みすぎていたため60軒予定されたうち売れたのは2軒だけで、しかもその2軒の購入者はガウディと施主のグエルだったという、事業と…

寓話

「寓」は「直接ではなく他のものに託して表現する」という意味なので、寓話は中に込められたメッセージを伝えることが本来の目的で、物語は興味を持たせる手段にすぎなかったんですね。 しかし「ネタにメッセージ性を入れてくるコント師ウゼェ」っていう人も…

クーロス

古代ギリシャで製作された裸身の青年像。 基本的に直立不動の姿勢ですが、足だけは左足をわずかに前に出している。多分像を安定して立たせるために足をずらしたのでは? もし倒れてしまって、青年が裸で寝るとしたら別のところをたt以下自粛

空冷式機関

「空気で冷やす」といっても、空気より高温なら何もしなくても温度は下がるから特別な装置が無くても空冷され、わざわざ言うことなのか?と思いましたが、一般に送風機をつけてより早く冷ます装置をいうようです。 人間でも空気を読まない発言で場を凍らせる…