カルタには床に並べる「歌カルタ」と読み上げる時に使う「読みカルタ」があるように、「物事には裏表がある」という意味なのですが、
別に歌カルタの裏が読みカルタということはなく、歌カルタとは別に、読みカルタが用意されていて別物です。
もし歌カルタの裏が読みカルタなら、透明なステージにカルタを並べて、その下で読む人が仰向きになって読むことになると思うのですが、カルタ取りはそんなシュールな絵ではないはずです。
しかしこの場合の読む人の視点(下からの視点)は、カルタを取り合う時の迫力あるバトルを見られて面白いかもしれません。
テレビでシンクロを見ると水中の映像も流れていて興味深いように、ショーエンタテインメントは視点を変えてみると新しい楽しみ方ができそうです。
⋯いま私の裏面が出てしまいました。
表では「古典への関心を高めて社会に教養人を増やすためにカルタを普及させる」とか言う。
裏ではカルタ取りのことを観戦料を取るショーエンタテインメントとしてみている。
耳触りのいいことを言うのが表の「歌」
損得勘定で計算しているのが裏の「読み」
「歌と読み」よくできた言葉です。