あえいずの日記

辞書を読んで感想を書きとめる

虚実皮膜

「芸の真実は虚構と現実との微妙なはざまにある」という近松門左衛門の芸術論。


客が何を求めているかではなく、純粋に「芸の力量」としてはその微妙なはざまを表現するのが一番難しいというのは深い。


しかし「ショービジネスは需要と供給との微妙なはざまにある」とも思うので、客が求めていることを把握して提供するのもまたとても難しいことだと思います。