あえいずの日記

辞書を読んで感想を書きとめる

「筋」は「細長い棒状」ということを意味する。 鉄筋コンクリートの「筋」は、筋肉の筋ではなく、コンクリートの中に細長い鉄の棒が入っているから「鉄筋コンクリート」だったんですね。鉄骨という言葉もあるので、なんとなく「鉄の人体例えシリーズ」なのか…

弦楽器だけではなく、鍵盤楽器も「琴」という。 そういえば確かに木琴や鉄琴も「琴」の字が入ってますね。 またピアノは鍵盤楽器ですが、音の出る仕組みとしては鍵盤を通して間接的に弦を打っているので弦楽器でもありますね。 そう思うと意外と「琴」って世…

「勤」には「天皇や主君にお目にかかる」と言う意味がある。 そのため参勤交代の「参勤」は「諸大名が徳川将軍に会いに行く」というのが趣旨の言葉(徳川が主君ではないけど)なのに、その目的ではなく移動のプロセスや人質としての意味ばかりが注目されますよ…

キノコのことも「菌」という。 有益なものと有害なものがそれぞれありますが、「キノコ」というと有益、「菌」というと有害なイメージが最初にきてしまうのはなんででしょうね。 乳酸菌飲料も「キノコジュース」って言った方がイメージ良かったのかも・・・…

「磬と磬は違う」 漢字の微妙な違いを探そうとしても漢字は全く一緒。 「磬(きん)と磬(けい)は違う」ということ。 「きん」は仏具。「けい」は古代中国の楽器です。とはいえ「きん」も読経の合図を鳴らす仏具なので、「音を出す」という意味では同じ。 そし…

質量の単位で、「1斤=600g」ですが、食パンの1斤は一般に約450g。 詐欺かと思いましたが、斤には「英斤」という亜種みたいなのもあり、「1英斤=450g」。パンはかつて英斤で取引されていたなごりらしい。 定番のなぞなぞ「パンはパンでも食べられないパンはな…

気を付け

文字通りの意味としては「気を付けろ=注意しろ」ということになるかと思いますが、実際はなぜか「直立不動の姿勢をとれ」 今思えば不思議ですが、疑問に思うことなく学校教育を修了してしまいました。 本当に「注意しろ」って言うなら背面も確認する必要があ…

際物

芸能で「キワモノ」というと悪いイメージがありますが、本来は「時事ネタをすぐに取り込んだ作品」のことで、近松門左衛門などのビッグネームも参入しており、後世に残る秀作も多い。 ただ江戸時代の時事ネタは大抵心中事件なので、際物というより「今際の際…

極め付き

「極め付き」の意味は、例えば「鑑定書が付いていること」とか、「定評があること」、「程度の甚だしさが最高のこと」そして、極め付けは「誤用」 正確には「極め付け」じゃなくて「極め付き」が正しいので、「極め付け」は誤用・・・

極め書

古美術品などの鑑定書。 でも極め書自体が本物かどうかってどうやって判断するのでしょうか?「極め書」の「極め書」が必要ですね。 しかし今度は「極め書の極め書」が本物かどうかはどうやって判断するのでしょうか?「極め書の極め書」の「極め書」が必要…

際剃り

陰毛が水着で隠れる範囲に収まるように剃るのも際剃りのひとつ。 ところで陰毛が出ていたら世間では見苦しいとされる一方で、水着の形は多くの場合陰毛を剃らないと完全には隠れないようになっているのはなんででしょうね?最初から水着の形を陰毛か隠れるよ…

キロトン

爆発力の単位。TNT火薬1000トンの爆発力=1キロトンらしいですが、「芸術は爆発だ」と主張する岡本太郎の芸術は何キロトンの爆発力でしょう?

キログリン

アイルランドの町。雄ヤギを王として戴冠する伝統行事がおこなわれている。 ヤギを神秘的な存在として崇めるのならまだわかるけど、ヤギを王として権力を持たせて導いてもらおうという発想は変わってますね。 なおヤギはイメージに反して俊敏で活動的らしい…

キログラム原器

2019年まで「1kg」を定義していた分銅。しかし分銅は質量変化を起こすため、現在では原器による定義は廃止されている。 それでも約130年にわたって1kgを定義し続け、その間の科学の発展の礎となったこのキログラム原器の重みは全く変わらない。いや、重さは…

キログラム

キログラムは漢字で「瓩」と書く。 まずキログラムに漢字表記があるということにひとつ驚きですが、さらに驚くことに中国で「瓩」は「キロワット」を意味するらしい。 ま、実際の計算で漢字表記を使うのは「仕事率」が悪すぎです。ワットだけに・・・

記録的

気象情報では「記録的」が連呼されすぎて、「記録するに値する価値があるもの」ってそんなにありふれているのか?と思いましたが、一見平凡なデータの集合から情報を読み取るビッグデータ技術が実用化された現代では、「ありふれた情報こそが価値」なのかも…

キロカロリー

記号は「kcal」または「Cal」カロリーの記号が「cal」なので、キロカロリーが「大きいカロリー(cal)」だから「Cal」というのは面白い発想です。 しがし大文字のCと小文字のcは混同しやすいのに間違えたら1000倍違うというのも恐ろしい話です・・・なお炭…

耆老

「耆」は60歳、「老」は70歳を意味し、「耆老」は「年寄り」という意味らしいけど、年配者に対してネガティブな印象の言葉ですね。 ここは長寿を祝う気持ちを込めて60歳は「還暦」、70歳は「古希」なので、「還古」でどうでしょう?あれ?まだネガティブな印…

キロ

ギリシャ語で「千」を意味する「chiloi」をもとにするフランス語。 「千と千尋の神隠し」では千尋は名前を奪われて「千」にされてしまいますが、キログラムやキロメートルも略して「キロ」と言うようなものですね(違)

黄連雀

スズメの仲間で、「きれんじゃく」と読む。 キレンジャーみたいな名前で、さぞかし黄色いのかと思ったら、全身ぶどう色で黄色いのは翼と尾の先だけ。黄色い部分が赤かったらアカレンジャー・・・ではなく緋連雀(ひれんじゃく)です。 たまに製品でも、全体は…

亀裂

「関係に亀裂がはいる」の「亀裂」は、「亀の甲羅のヒビのような模様」が由来。 しかし実際の亀は単なる模様なので全くヒビが入っていないどころか甲羅は固い守りなので、「亀裂がはいる」ということが「危険になる」ということをあらわしているのは例えとし…

ギルド

中世ヨーロッパの同業者組合。各都市の政治・経済を支配した時代もあった。 身分制度があった時代では、どこの国でも大抵商工業者は比較的低い身分にされていると思うのですが、自由経済なら商工業者が権力を持つ方が自然ですよね。

キルト

スコットランドの伝統衣装。格子縞柄は氏族によって異なり、階級も表すらしい。 ただの模様かと思ったらそんな情報が読み取れたんですね。なんかQRコードみたい笑

ギルダー

ユーロ導入前のオランダの通貨単位。ただカリブ海にあるオランダ構成国の一部では今も使われていて名前は残っている。 投資では分散は基本ですが、通貨も地域を分散したからユーロ移行後も名前が無くならずにすみましたね!

着る

昔はズボンや帽子、刀を身につけることも「着る」と言った。今はズボンは「はく」、帽子は「かぶる」、刀は・・・身につけることはないか。 でももし時代劇の撮影とかで刀を身につけるときは、「おびる」っていうらしいですよ。

麒麟血

紅色の樹脂で、着色料や止血剤になる。「麒麟血」と言うくらいなので血のように赤いのでしょうが、それに止血効果があったなんてびっくりだね。 血が止まったのか止血剤が流れているだけなのか判断はしにくいかもしれませんが・・・

麒麟

実在のキリン科のキリンとは別に、古代中国の想像上の生き物の麒麟もいる。いや「いる」と言っても想像の世界での話だけど。 想像上の麒麟は全身から5色の光を放つ設定らしいけど、光の原色は3色しかないから色が混ざって5色に見えているいるだけでしょ。設…

騏驎

優れた馬のこと。キリン科のキリンは「麒麟」で漢字が違う。 「きりんです」は「馬なのかキリンなのかどっちやねん!」と突っ込めるつかみのボケだったんですね。

技量審査

大相撲の本場所は技量審査としての性質がある。スポーツ興行を「ショービジネス」として捉えると興醒めかもしれませんが、「技量審査」として捉えるとそもそも最初から興が無い実務的な印象を受けますね。 でも八百長の演技力審査なら見応えあるかも?審査員…

器量

男性に対しては多くの場合「面目(世間からの評価)」を意味し、女性に対しては多くの場合は「容貌」を意味するらしい。言葉自体は男女差別ではないけど、使い方の傾向としてやんわりと差別している感じもあるのであまり使わない方がいい言葉なのかもしれませ…