あえいずの日記

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京物

慶長年間(1596-1615)以降に京都の刀鍛冶がつくった新刀を京物という。


慶長年間はちょうど江戸幕府が成立して、日本の中心が京都から江戸にはっきり変わったタイミングなので、
江戸を中心に見て京都のものを区別した「京物」という言葉がこのタイミングからできたというのも合点がいく。


しかし本来は幕府の目が届かない遠い京都で武器をつくっているのだから取り締まりたいと思うはずですが、
当時は武器としては鉄砲が主力で刀がいくらつくられても脅威ではなかったのでしょうか?