あえいずの日記

辞書を読んで感想を書きとめる

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

から

レジでの「一万円からお預かりします」の「から」国語辞書編纂者もどう解釈していいのかわからず戸惑っているようですが、キャッシュレスやセルフレジの普及で決済シーンが大きく変化して迷宮入りするかもしれません⋯個人的にはお店の千円札が不足しているの…

駕輿丁座

身分の高い人の籠を担ぐ人(駕輿丁)の同業組合。異業種にも参入し多くの特権や専売権を得た。駕輿丁は今でいうブルーカラー労働者ですが、権力者の近くにいることでホワイトカラーとしても成功するチャンスを掴めたということでしょうか。やっぱり持つなら太…

寡欲

本当に無欲な人はほとんどいなくて、そういう人も実際は大抵「寡欲」だと思うけど、 寡欲なんて言葉使う人はなかなかいないので、みんな盛ってるはず。盛ること自体が欲望の現れ。でも語彙力を高めたいという欲望がない人はマイナーな言葉を使えない。

歌謡曲

昭和初期までは洋楽の様式の曲、それ以降は邦楽を指す。同じ「歌謡曲」でも時代によって意味するものが変わる。時代背景も含めて考えると変化の理由も説明ができて面白い。たまにいる「音楽に国境はありません!」って人には邦楽と洋楽の区別などどうでもい…

火曜

週の三番の曜日。 大辞泉は数え方が日曜スタート派らしい。週末が土日だから日曜日が最後かと思っていたけど、サザエさんが流れる頃には週が終わってて憂鬱という認識でしょうか?

通い婚

現代っぽいようで平安時代にはすでにあり、男が女のもとに通っていた。現代と平安時代では別居の事情は全く違いますが、一周回って同じことをしているのは興味深い。変化の早い現代ではすでに次の周回の通い婚が来ているようです。IT化とインフルエンザウイ…

蚊帳の外

蚊帳の外にされた気持ちは満たされないかも知れませんが、そんなときは代わりにノーマットが噴霧する薬剤を満たしましょう。 すると有効成分が蚊帳の中にも行き渡り、蚊帳が要らなくなって取っ払われます。 ノーマットにはいっているメトフルトリンは人と人…

加薬

漢方で主薬に加える補助薬。脇薬じゃないんだ⋯ こんなんで「クスリ」とも笑えるか?

カヤキョユ

トルコの廃村。トルコ独立戦争で信仰する宗教によってギリシャと住民交換が行われた。二カ国が互いに宗教迫害したら「交換」というマイルドな言葉になった、ということでしょうか。住民交換なら「動物の森」でもやっているくらい平和ですからね。

鴨猟

宮内庁が賓客接遇のため行っている。鴨を傷つけずに捕まえて、調査のため標識の足環を付けて放鳥する。賓客接遇と生態調査が同時にできて、鴨だけに一石二鳥と言いたいところですが、実際は放鳥するので鳥は一つも得られません⋯

賀茂の臨時の祭

889年から1870年までの間、一部中断を除いて毎年行われた祭。1000年近く続いても「臨時」なら、そこらの「伝統」なんて霞んで見えてしまいます。寿命100歳程度の人間には、もっと「伝統」という言葉のハードルを下げないと伝統を築けません⋯

賀茂真淵

江戸時代の国学者兼歌人で、号が「県居(あがたい)」なので門人のことを「県門」という。いまでは各県の出身者による県人会がたくさんあり、形を変えながらも県居こと賀茂真淵の名前は受け継がれているのですね!さすが国学四大人!

賀茂の祭

京都の祭り。昔は「祭り」といえばこれをさした。ゲーム界のファミコン、コピー機界のゼロックス、旨味調味料界の味の素みたいなもので、すごい。ところで旨味調味料界ってなんだ。あとコピー機械の誤字ではない。

鴨長明

方丈記で有名な随筆家。下鴨神社の禰宜(ネギ)職の家に生まれた。まさに鴨ネギ⋯となるはずが禰宜になるチャンスを逃して出家。世の中鴨ネギのように都合良くはいかないと。

鹿持雅澄

江戸時代、土佐に住みながらほぼ独学で万葉集の研究をして業績を残した。ネットのない時代に地方在住で独学というのは大きなハンデだったと思いますが、それでも名前を残すだけのことをしたのはすごいことだと思います。いや流石に当時の土佐でも万葉集は読…

カモシカ

カモシカの「カモ」は「絨毛で織った敷物」意味という説があり、その絨毛用の動物というなんとも人間都合の名前だと思います。もしカモシカのような足でカモシカの織物を踏んでいるとしたら、カモシカにとっては無念さもひとしおかと思います。

鴨川

京都市の川で、高野川との合流点より上流を「加茂川」、下流を「鴨川」と書き分ける。下だから鴨にされちゃった。

かも

たまに短歌の最後についているやつで、感動などをあらわす終助詞。「かも」の「か」が終助詞で、「も」も終助詞とする説もあるらしいですが、「か」が終助詞だったら「か」で終わっているはずで「も」はつかないんじゃないかと思うのですが、連語になれば例…

鴨の水掻き

何気なく水面に浮かんでいる鴨も見えない水の中で絶えず水掻きをしていて、人知れない苦労をしているという例え。ワンダースワンというゲーム機の名前も「水面上は優雅でも水面下では必死で脚を動かしている白鳥」から取っていて、「見た目スマート中身高性…

秋に日本に渡りつがいをつくり、春に北方に戻り繁殖する。人間にとっても日本は出会い系アプリはあふれているけど子育て支援は全然だよね。

仮面高血圧

病院で測定すると正常、家で測定すると高血圧の器用な体。自力で高血圧治せるんか?ただリバウンドもセットという。体重じゃなくて血圧の。

仮面劇

能もその一つ。能する人は顔を隠す。言ってみただけとです⋯

亀レス

激遅の返信。遅くても一歩づつ進めばいつか返信できる⋯いや遅くなる時はお時間いただく旨すぐ返そう。

カメレオン座

日本からは見えない星座。「カメレオンだけに擬態しているからってか」←的外れなツッコミのようで、昼に星座が見られないのはある意味擬態みたいなものなのでそこまで間違っていない?

カメレオン液

過マンガン酸カリウム水溶液。いろんな操作でいろんな色に変わるので。面白い俗称ですが、エジソンクラスの天才なら透明人間になりたがっている友達に飲ませてしまいそう。

カメレオン

カメレオンは周囲の色だけでなく感情によっても色が変わる。 擬態しているときも感情を抑えないと変な色が出てしまうので、カメレオンほどメンタルコントロールに命かけてる生物はいないのではないでしょうか?

亀山の仇討ち

忠臣蔵とほぼ同時期の元禄年間に起こった仇討ち。28年かけて仇討ちを達成したドラマチックさから、浄瑠璃の題材にもなった。これが亀山モデルか。

亀節

鰹節の肩身版で、結局は鰹節だと思うのですが、亀の甲に似ているので亀節だそうです。ただ紛らわしく無いので食品偽装問題は余裕のセーフ。

亀の子煎餅

亀の甲羅の形の煎餅。今では動物の型でお菓子を焼いたりしますが、亀の子煎餅はその元祖でしょうか。亀とは渋いチョイスです。いや簡単なだけか。むしろ焼いてみたら亀に似ていただけか。

亀井算

そろばんにおける割り算の方法。考案者は百川さんですが、弟子の亀井さんの名前が付いてしまい、割り切れない思いです。師匠の名を除するのは商が無い(しょうがない)のでしょうか?