あえいずの日記

辞書を読んで感想を書きとめる

応急危険度判定士

大地震の直後に建物の危険度を判定する人。建築士がボランティアでするもので、危険な上に無報酬で頭が上がりません。 私が「高校生までに辞書通読を完了させられたら人生の満足度が著しく向上する可能性が高い」説を唱える根拠の一つとして、職業の選択肢が…

扇腹

江戸時代の刑罰で、扇を使った作法の直後に首を斬られるというもので、普通の斬罪と切腹の中間の刑の重さらしいです。現代人から見ると「斬罪も扇腹も結局首を斬られて一緒じゃん」と思うところですが、こんなところからも過去の日本人がどれだけ礼節を重ん…

扇流し

美しい扇を川に流す遊び。 昔から無駄遣いが好きな人っていたんですね。 でもこういうのでも扇の需要を増やしているので、生産技術向上のエンジンになっているかもしれませんね。 やっぱり世の中無駄なものはないのかもしれませんね。(このブログに存在意義…

扇を請ける

奥義伝授の証として師匠から扇を与えられること。奥義だけに扇。 奥義伝授って結構感動的なシーンだと思うのですが、シャレなんですね。請けるっていうよりウケますね。

元々は部屋の西南の隅を「奥」と言って神様をまつるところだったらしい。 しかし改めて自分の部屋の西南を見ると、神様をまつるどころかノーマットから殺虫成分が噴霧しており、せめて東南の空気清浄機と交換すべきか悩む。

老いの春

晩春と人の老齢が掛かっているらしい。 人生を季節に例えると一般に老齢は冬だと思いますが、晩春やインディアンサマーも老齢を指していて、 結局老いた時にどの季節に例えるかは人それぞれです。 個人的には老いてもなおウキウキ(雨季雨季)、歓喜(乾季)して…

老いの波

年老いること。 年寄るの「寄る」から波を連想し、あと「歳をとるとシワが出て波みたい」ということでダブルミーニングらしい。 基本的に私はダブルミーニングやシャレは好意的に捉えますが、面白いかといえば「並」程度。 ⋯万が一伝わっていない可能性があ…

老いの一徹、老いの入舞、老いの方人、老いの繰り言

Q これら4つの言葉に出てくる人の中で、老人とは限らないのはどの言葉の人? A 老いの方人(老人の味方のこと) なるほど五十音順で並んでいる国語辞典の通読は、このようなクイズを作るのに最適ですな。 ⋯自分も含めてクイズ作る必要のある人はそんなにいませ…

おいた

「おいたが過ぎる」などの「おいた」「いた」は「痛い奴」って意味だと思っていたのですが、「いたずら」の事だった。たしかに「痛い奴」とかいうようになったのはかなり最近だと思うので納得。 このブログは自分でも痛いブログだと認識はしていたのですが、…

オイスターホワイト

牡蠣の身の色から、灰色がかった白色。 普通牡蠣を見ても「美味しそう」としか思いませんが、いざこの色が「オイスターホワイト」だと言われたら、名前もかっこいいし、色自体もオシャレ上級者な感じがします。なんというか、「ハイセンスなチョイス」な感じ…

美味しい

「味が良い」という意味の「いしい」に、接頭語の「お」がついたもの。 いままで「おいしい」でまとまった一語だと思ってたら分解できて意外っていう。 辞書通読で「お」まで来ましたが、頭の「お」が実は接頭語だったパターンにこれからいくつ出会うでしょ…

生い先と老い先

生い先は、子供の将来。老い先は、老人の将来。 辞書通読しているとたまにある「同じ読みだけど意味合いが真逆」パターンね。はいはいワロスワロス。 ⋯理系なのでパターンを見つけるのは楽しいが、パターン化した後は飽きる。

追風用意

すれ違いざまにいい匂いがするように服に匂いをつけること。 たしかにいい匂いでもずっと近くにいるときついが、すれ違いざまにいい匂いがすると気になってしまう。よくできた戦略だと思いますが、それ以上にネーミングセンスが秀逸すぎる。 中身考えた人よ…

御後が宜しいようで

落語家がオチに言う言葉。「後味良くいい感じで話が落ちたでしょう」と言う意味だと思っていたのですが、「次の出番の落語家の準備ができたようで」という意味らしい。 優れた落語家の後進を育てた師匠が臨終の際に「御後が宜しいようで」って言ったらカッコ…