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時代が過去から現代に向かう場合に「下る」という。多分川の流れのように上から下にいくのが自然の流れというところからの表現だと思います。 ただ上から下に落ちるのは巨視的に見たニュートン力学での話であって、微視的な量子力学では話が違ってきます。そ…
江戸時代に上方で作られた地方向けの安物の杯。 杯は割れやすく長距離輸送に向かないし、当時の杯製造がそこまでスケールメリットを活かせるとも思えないし、安物に輸送コストをかけても元が取りにくいと思うので、なんでこれがビジネスとして成立しているの…
都から地方に行くことを「下り」というが、京の中でも北に内裏があったため京都の中で北から南に行くことも「下り」という。 内裏は大体1階建だと思いますが、内裏自体が階層があったら色んな意味で上ったり下ったりでややこしかったですね・・・
日本で名前が残っている最初の画家。しかし作品は残っていない。 絵画作品を残したくても保存技術が無く残せない時代を経て、現代ではNFTアートでわざと複製できないようにするようになるという、技術の進歩がもたらす価値観の変化は凄まじいと改めて思った。…
アッシリアの楽器だが百済を経由して日本に入ってきたためこの名前。 当時の日本人も「百済に行ったときに現地の人と話したら『百済琴』が伝わらなかったよ。琴の意味が『異』なってたよ〜」とかあったのでしょうか?
槍を管に通し、管の中を滑らせることで高速で突くことのできる武器。武器の性能はものすごい勢いで進化してきたため「槍を速く突ける」というのは地味に感じられるかもしれませんが、これ発明された当時は画期的だったのでしょうね。当時の科学的知見の中で…
「くだもの」の「く」は「木」、「だ」は「の」という意味なので、「くだもの」は「木の物」ということになりますが、それなら「木の実」は「くだ実=果実」ということになり、意味が変わってしまいます。まあ、法律用語では「果実=ものから生じる収益」なの…
骨折り損はそのまんま損ですが、くたびれ儲けは儲けていなくて実際には損。 「体力を消耗した」と思えば損失と感じますが、「疲労を得た」と解釈して儲けたと考えるポジティブシンキングでしょうか?どうせポジティブシンキングするなら「失敗の経験から学ん…
死んだ人のことは悪く言わないのがマナーという感覚がある中で、死ぬことを罵った「くたばる」という言葉はなかなかのパワーワードだと思います。 しかし「こんなところでくたばるやつじゃない」みたいな使い方って、罵っているのか親しみを込めているのかど…
石川県久谷でつくられる磁器。 時期によって古九谷と再興九谷、新九谷があり、特徴が大きく変わっている。磁器だから時期に合わせたわけではないですが、長い歴史があれば山あり谷ありなので変わっていく必要があるのは当然。え?山は無くて谷ばかり九もある…
「下さい」は活用形でいえば命令形。頼むときに使うイメージから命令形なのは意外に思えますね。 といってもお店の「マスクして下さい」のように依頼のようで実質命令みたいなものもいくらでもありますけどね・・・
出家した修行者が遵守すべき戒。男性は250戒、女性は348戒で内容も異なるらしい。 女性の方が異常に多くて不平等感がすごい。あと歴史上の人物で歳をとってから出家した(させられた)人も結構いると思いますが、歳をとってからこんなにたくさんのルールを覚え…
昔は石油のことを臭水といった。 現代人に欠かせない石油が昔は「臭」水というネガティブな言葉だったのは時代による価値観の大きな違いですね。昔の人と現代人はどうにも交われない、まさに水と油。
敬意を込めた人代名詞。ガンバレルーヤのよしこがよく「くそが!」って言っているのに嫌われていないのは、こっちの意味で言っていたからなのか!普段のキャラからは想像もできないですが古語に詳しいんですね!
「くそを喰らえ」と罵られた時の返し方は、「じゃあお前が今ここでくそを用意しろ、無いくそは食えん」(ここでもし本当に排便されたら縁を切って通報)だと思うのですが、いかがでしょうか?
こんなくそみたいな言葉、というかそのまんま「くそ」って言葉ですが、例えば「くそ!次こそは勝ってやる!」のようにこの言葉を発することで自分を励まし奮い立たせた人も結構いるはず。 やっぱ排便する時は力むから、「くそ」って力が湧いてくる言葉だね!
扇を持って舞う芸能。 そういえばなんで踊りの小道具では扇が定番なんだろう?最前席の観客が扇で起こった風を受けたときに踊りのキレが良すぎて風が起こったと思わせるためとか?そ理由はさすがにナンセンス(扇子)か。もちろん扇子とセンスをかけたダジャレ…
フランスの代表的な文庫本のシリーズ。クセジュの意味は「我何をか知る(何も知らないではないか)」 売り上げ上位は「英国史」や「マルクス主義」など。英国もマルクス主義もフランスにとっては長年争ってきた相手だからこそ、それらに対して関心を持つフラン…
久世観世音菩薩(くぜかんぜおんぼさつ)を略して久世観音(くぜかんのん)。 略したら音の音読みが変わってる。音だけに・・・
寺社に収める貢物を「貢税」という。「税」というのだから実質的に強制だったのでしょうか? 現代でも宗教団体への献金問題があるので、そこは昔から変わっていないのかも・・・
愚と芮の二国が田を争い裁決を求めて周に行ったら、周では譲り合いが当たり前になっているのを見て訴えを取り下げたという。そこから「自分の非を悟って訴えを取り下げること」の例えに使われる。 日本でもこんな有名な話があるよね。肥後と寺門が熱々おでん…
「一癖ある人は特別な能力を持っているものだ」という意味。馬肉を食べたら癖のある味だったのでどこの部位か聞いてみたら能だった・・・というわけではない。
「名無し指」とも言うが、薬指の他にも「紅差し指」「医者指」「お姉さん指」などいくつもの呼び名があり、むしろ名前は多い。 しかし名無し指の由来は、「名前を知られると呪いをかけられて指が持つ薬の効果が消えるから名前を隠したため」なので、本当に名…
昔は獣の肉は「けがれたもの」として普段は食べなかったが、病人は「薬になる」という口実で食べた。 けがれているのに薬になるというのも変な感じますが、家畜でも病気を持っていたりする中で野生の動物の肉を食うのが少し怖いのはわかります・・・
薬の売値は原価に対して非常に高いことから、「暴利を貪る」という意味。 この言葉が言われた当時は置き薬の「使った分だけ後払い」が主流だったので、薬業者は置いておくだけで利益にならない薬も用意しないといけないし、定期的に補充しないといけないなど…
飲み物なのか食べ物なのかは辞書によっても様々で諸説あるようですが、それは葛粉とお湯の割合次第でしょう。 しかし葛粉の代わりに片栗粉やコーンスターチ用いる場合もあるようで、コーンスターチをお湯に溶かしても食欲が湧かないと言う意味で食べ物でも飲…
慶安の変を題材にした歌舞伎の演目。 慶安の変の首謀者は由井正雪ですが、ナンバー2の丸橋忠弥をメインに描いている。特に娯楽作品ではなかなかナンバー2にまで注目してくれない中で、光があたるだけでちょっと嬉しいですね。慶安の変では由井正雪と別働して…
楠は育つのが遅いが根元がしっかりとした大木に育つ。そんな楠のように時間をかけて少しずつ確実に資産を増やした金持ちを「楠分限」という。 今のインデックスファンド積立投資をそのまま表したような言葉ですね。もし将来投資信託の委託会社を創業してイン…
スキューバを開発し、海底移住計画も推進した海洋学者。 あだ名は「海の恋人」らしい。「母なる海」と恋人関係とは、なんというかアレですね・・・
割れると中からハトが出てくるというのも昔は定番でしたが、最近はほとんど見ないですね。 ハトを暗くて狭いところに閉じ込めるのは虐待という風潮でなくなっていったのか、それともハトが薬玉の中でした糞尿も一緒に落ちてきたり、ハトが薬玉の中で窒息して…