あえいずの日記

辞書を読んで感想を書きとめる

クセジュ

フランスの代表的な文庫本のシリーズ。
クセジュの意味は「我何をか知る(何も知らないではないか)」


売り上げ上位は「英国史」や「マルクス主義」など。
英国もマルクス主義もフランスにとっては長年争ってきた相手だからこそ、それらに対して関心を持つフランス人が多いというのはまさに「クセジュ」の精神が表れていると思う。
特に現代はネット社会で自由に情報が得られ、自分にとって心地よい情報にしか触れずに判断材料が偏った人が増えていくのではと個人的に危惧しているので、自分の考えに反することにこそ関心を持つことの重要性が増していると思います。