あえいずの日記

辞書を読んで感想を書きとめる

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

聞き酒

酒を飲み比べること。 味覚なのに聴覚の「聞き」が使われているのが面白い。 昔は「聞く」の意味が味覚にも使われていたのではないかと想像しています。辞書を頭から順番に読んでいるので、もうすぐ「聞く」の項目になって答え合わせができるのが楽しみです…

聞き香

香の種類を嗅ぎ分けること。嗅覚なのに聴覚の「聞き」が使われているのが面白い。 昔は「聞く」の意味が嗅覚にも使われていたのではないかと想像しています。辞書を頭から順番に読んでいるので、もうすぐ「聞く」の項目になって答え合わせができるのが楽しみ…

危機遺産

世界遺産が危機にさらされると危機遺産に登録されて資金援助が受けられる。そして危機を脱すると登録解除され、危機遺産としての資金援助もなくなる。 そのため資金援助ありきになると、危機を脱することの方が危機になってしまう。危機の度合いの調整が難し…

騏驥の跼躅は駑馬の安歩に如かず

怠けている優れた馬よりも、少しずつ進んでいる平凡な馬の方が良い。 タイトルの入力で変換めっちゃ苦労したけど、1文字ずつ打っていったらなんとか入力できた・・・ しかし苦労して難しい言葉をたくさん並べても、結局のところ「うさぎと亀」って言った方が…

効き

自転車のブレーキの「効き」が悪いときは、ブレーキ音も「キキー」ってなります。そんな音を「聞いた」ら、ブレーキが「効いた」としても自転車屋にみてもらった方がいいかもしれません・・・「異音」のことならやっぱり「AEON」の自転車屋! ・・・いい歳し…

機関銃

引き金を引いている間、連続して射撃し続ける銃。 「引き金」といえばきっかけを表す例えですが、機関銃の引き金はただのきっかけに終わらず、引き金を戻すまで影響を与え続けます。少なくとも機関銃の引き金を引いている間は弾丸を消費し続けるため、軍需産…

擬岩

テーマパークなどで使われる人工の岩。 本物の岩なら原価ゼロなのに、わざわざ人の手でつくっている不思議。子供がぶつかって怪我しないためでしょうか? それとも「隠れミ○キー」を隠すために計算されたデザインの岩が必要だったからでしょうか?

黄紙

江戸時代に上司への伺い書に添付した黄色い紙。 現在では「黄紙」といえば包丁の炭素鋼の規格のひとつですが、もちろん包丁に紙が使われているわけではなくて、包丁の製造現場で紙を貼って区別したことが由来。 「黄紙」が指す意味の変化からもペーパーレス…

不聞座頭

狂言で、耳の聞こえない人と目の見えない人が、お互いに相手の障害を利用してなぶり合う内容。 現代の価値観では障害を笑い物にするのは倫理的に大炎上かと思いますが、これでも能楽のひとつなので重要無形文化財・ユネスコ無形文化遺産として日本も世界も公…

希ガス元素

大辞泉には「希ガスは他の元素と化合しにくいので、孤高の意味で「貴ガス」ともいう」とあり、希ガスが不活性であることを覚えるための語呂合わせかと思いましたが、今では英語表記の変更に伴って語呂合わせどころか貴ガスの方が正式名称で、学校でも貴ガス…

季重なり

俳句などで1句に季語が2つ以上入っていること。基本的に良くないとされる。 でも季節って重ねるものだと思うけどな。あ、それは月日が過ぎることを表現するときだけか。

錯う

大辞泉には「語義未詳」とありますが、意味もよくわからないこの言葉をどんなときに使うのでしょうか? ひとつは祝詞(神前で祈りを捧げるときの言葉)で使います。神への一方的な言葉なので人間が理解できなくても神が理解できれば問題無しってことでしょうか…

議会の華

国会のヤジ。ヤジは各院の規則には反しますが、悪質でなければ「審議を活発にするもの」として習慣的に寛容される。 立法府の割に規則を守ることに甘いですね。利害は議員同士で完結するのでそこまでめくじら立てることではないですが。 でもどうせなら綺麗…

機会詩

慶事凶事がおきたとき、儀礼的につくられる詩。 作詩という芸術活動を儀礼的に行うという組み合わせが面白い。 しかし結婚式や葬式で詩をつくって発表したら大抵すべりそう。どんなに優れた詩でも、あらゆる世代・知能レベルの人々が集まる場で皆に理解され…

気海観瀾

江戸時代後期の日本初の物理学書で、西洋の理科書を訳して漢文で解説したもの。 昔の日本のインテリは英語ではなく漢文で知識を磨いていたと思うのですが、江戸時代後期は西洋の情報も入るようになる過渡期で、西洋の言語も漢文も学ばなければいけなくて大変…

機械化

工業以外でも、人間も自主性を失うと「機械化する」といいますね。 未来では科学が進歩して人間と機械の境目が曖昧になる説もありますが、すでに心から人間の機械化が始まっているのかもしれません。 逆に「機械の人間化」で「AIが心を持つはずがない」と思…

機械織機

「機」はもともと繊維を織る道具のことで、手動と区別して自動のものは機械織機。なので「機」がダブっていますが、別の意味。 なお別称は「機械機(きかいばた)」「機械が操作する機械」と読めば、AIが管理する世界みたいで、逆に新しい。

季夏

晩夏のこと。しかし「季夏」といえば「季語=夏」の略のことだと思ってしまう。これ大辞泉を通読している人にしか通じないあるあるネタ。 大辞泉通読している人自分以外に知らないけど、とにかく大辞泉で夏が季語の言葉を引いたら大抵「季夏」って書いてある…

奇貨居くべし

珍しい物を買っておけばあとで利益になることもあるように、得がたいチャンスは逃してはならないということ。 最近の「奇貨」といえば文字通り仮想通貨が思い浮かびますが、「居くべし」と言われても、ハッキング対策で安心できる居き場所の選定に一苦労する…

机下

「机上」の逆・・・のようで、全く別。手紙で相手の名前の下につけて敬意を表す言葉。手紙を出す相手ご本人に渡すのは恐れ多いから、宛先は「相手の机の下」ということらしい。机下は地震が起きたら潜るように小学校でも訓練されている安全な場所ですが、机…

祇園守り

「祇園祭」と掛けたジョーク商品かと思いましたが、八坂神社(祇園社)のオフィシャルお守りでした・・・ そりゃジョーク商品なら攻めた商品を期待したいですが、攻めるどころか「守り」ですからね。

紀尾井坂

紀州徳川、尾張徳川、井伊の屋敷があったことからの地名。 藩のヒエラルキー的には尾張が筆頭ですが、吉宗を出した紀州に対して尾張は将軍を出せなかったから、名前の順番的には忖度通りでしょうか。 でも今はとっくに廃藩置県ですから、アイドルグループの…

帰依僧

「帰依した僧」ではなく、僧に帰依すること。 小島よしおさんはずっと「きえそう、きえそう」と言われてますが、「オーシャンパシフィックピース」の精神は帰依した僧の影響でしょうか?

キウイフルーツ

キウイはニュージーランドのシンボルの鳥で、鳥の名前の由来は鳴き声から。キウイフルーツは中国の原産ですが、ニュージーランドが品種改良して売り出した。 中国の果実とニュージーランドの鳥の鳴き声がリンクする、というのも人間の交易がなければあり得な…

議員バッジ

物理的な意味での議員バッジを作っている人が当然いて、普通に考えれば「議員定数=議員バッジの発注ロット」なので、議員定数削減したら議員バッジの単価も上がりますよね。 バッジは場所も取らず経年劣化するものでもないので、未来の当選者の分もまとめて…

議員特典

国会議員は会期中、院外で現行犯の場合以外は、院の許可なく逮捕されない。 歴史を振り返れば、「官当」といって身分の高い人は減刑されるシステムがあります。それとは意味合いが全く異なり(職務遂行の保証のため)ますが、一周回って似たことをしているのは…

黄色宝貝

大昔は通貨として使われた。 もし貝が通貨だったら、みんな採取しまくって速攻で絶滅、もしくは養殖して大繁栄だと思いますが、そうならなかったということは費用対効果が悪かったのでしょうか。

キーホルダー

名前の通り「カギを束ねるための道具」が本来のキーホルダーですが、それに付いている飾りの方がキーホルダーの本体だと思っていました・・・ キーホルダーは飾りの方じゃなくて、輪っかの方に注目できるかがカギでした。いやカギはカギでちゃんとあるんです…

キートップ

普通のキーボードにはfキーとIキーの上面キートップに突起があり、キーボードを見なくても指の位置がわかるようになっていますが、私はiPadの画面タッチで入力しているので当然突起はありません。iPadは視線を大きく移さなくても入力と出力の両方を一つの画…

聞いたか坊主

歌舞伎で最初に「噂話」のていでストーリーの大まかな内容を説明する坊主。 前説の元祖みたいなものでしょうか。歌舞伎には「大向う」という、観客側から掛け声をする(「成田屋!」など)文化があり、そのやり方もレクチャーしてくれると面白いと思うのですが…