あえいずの日記

辞書を読んで感想を書きとめる

圧縮の大辞泉の用例

「削減率を圧縮する」 トリッキーな事に大元のパラメータは小さくしない方向になっている。 本来議論の対象になる数値ではなく、その削減率について議論する事で、圧縮という言葉が出てきて順調に減っている感じを出しつつも実際はその逆、という騙しテクニ…

「あっこうまつり」とは

辞書を頭から順に読んでいき、「あっこうまつり」という気になる言葉に出会った。 そしてその意味とは? →「わるくちまつり」に同じ。 以上で説明は終了。 遠い!「あ」から「わ」まで遠い! もちろんググればすぐわかるのですが、「順に読んでいく」という…

圧巻の巻

昔の中国の官吏登用試験の答案の事を巻という。 最優等者の答案をいちばん上にのせていた事が圧巻の由来らしい。 一番上から他の答案に圧力をかけているから? 当時に力学の概念を理解していたらすごい。 でも点数順に並び替える作業の費用対効果は疑問。

「あっ」という間に起こる事

その前に言われた事を承認した事になってる。 「あっ」という言葉の意味の一つに承認を意味する「はい」がある。 会話中何気なく「あっ」って使ってしまうので、日本語の身近な罠の一つ。 義務教育で教えるべき。 もしかしたら知らなかったのは自分だけ?

頭の皿は液体を入れるには浅過ぎ

カッパの頭の皿の水がこぼれると弱体化する設定らしい。 しかしカッパを描くクリエイターの多くが底が浅過ぎて少しでも動いたらほとんどこぼれるような皿で描くので、簡単に弱体化してしまう設定になる。 そのため対戦相手の能力のバランス調整が作品の魅力…

「頭を捻る」の大辞泉の用例

「試験問題の作成に頭を捻る」 学習者ではなく教育者視点。 でも確かに一般人より国語教育に従事している人の方がはるかに辞書を読む意味があり、実際に教育者の方が多く読んでいるのかも知れません。 なので辞書の売り上げのためには教育者の方に擦り寄った…

「あたたかい」使い分け

エアコンで暖かい ホッカイロで温かい ハートフル漫才師のNON STYLEの漫才をみて、心が温かくなり、また笑う事で体が暖かくなった 自動販売機であったか~いコーヒーを買った(やり尽くされたツッコミどころであります自動販売機の「あったか~い」の「~」っ…

「あたう」の不可能を可能にしたのは明治の翻訳家

「あたう」は明治以前までは必ず「あたわず」の形で打ち消して不可能の時に使う言葉だったのですが、開国して欧米語の翻訳がされるようになると、助動詞の翻訳として可能の意味で「あたう」が使われるようになったようです。 「不可能を可能にする」の意味が…

「あたい」が一人称の小児

「あたい」は主に婦女や小児が使うらしい(大辞泉情報) しかしそもそも小児が使う言葉は周りの大人が使う言葉に影響を強く受けるので、 小児が使う言葉イコール小児の周りにいそうな大人が使う言葉であり、 小児の周りにどんな大人がいるかはいろいろなパター…

咫あるある

親指と中指を広げた長さの単位を咫という。 そんな咫のあるあるを言います! 無理なく指を広げているつもりが沢山図っているうちに痛くなってきて少しずつ1咫が短くなる 右手が疲れたら左手にバトンタッチ 状況に応じて広げ方を変えちゃう フレミングの法則…

朝臣の付け方を決めた平安時代の人は日本人の名前が2ビットということを理解していた説

朝臣は平安時代に使われた敬称で、身分によって 姓の下につける 例:山田朝臣 名の下につける 例:太郎朝臣 姓名の下につける 例:山田太郎朝臣 と使い分けます。 このことから、姓の情報があるか無いか、と名の情報があるか無いかで4種類に分けられる、つまり2…

遊び言葉というのは、あのですね、ええっと…

その…、まあ、なんというか、うーん、ちょっと、あー、っていうやつです。 一見酔ってんのかこいつ、って感じですが、遊び言葉とは 「話しはじめや話のつなぎとしてさしはさむ、内容には直接関係のない言葉」(大辞泉より引用) なので、「遊び言葉」の例を列…

遊び紙という名前を知る手段

本の体裁を整えるために見返しと本文の間に入れる白紙を「遊び紙」といいます。 見たことがある人も多いと思いますが、名前を知っている人は少ないと思います。 なぜなら白紙なので、「今見てるこの紙が遊び紙ですよ」って表示できないからです。 なので知っ…

阿世の例文の出典

阿世は世俗に媚びへつらうこと。 でも大辞泉の阿世を調べたら例文の出典が 『「破垣」発売停止に就き当路者及江湖に告ぐ』 というやつで、こっちに方が気になる。 ただとりあえず媚びへつらうことを批判している雰囲気だけは感じる。 というかどこで読めるの…

あすかは愛称兼略称

日本の宇宙科学研究所の人工衛星はそれぞれ愛称が付いています。もちろんもっともらしい由来もついています。 しかし「あすか」は別名のAdvanced Satellite for Cosmology and Astrophysicsの頭文字からきている略称です。むしろあすかと名付けるための別名…

アズーリシステムなら高校野球のほとんどが白vs白

イタリアのスポーツ代表のユニフォームはほとんどの競技で青なので、代表チームの事をイタリア語で青の意味のアズーリというようです。 日本は競技横断で決まったカラーはないので、悪く言えば一体感が無く、よく言えば各競技が個性的というところでしょうか…

「あじゃぱあ」って言われたら逆にあじゃぱあ

昭和20年代に流行ったギャグで、驚き呆れた時に使う「あじゃぱあ」 もしこの言葉を使われたら、そんな昔の言葉俺が知っていると思ってるの?と驚き呆れてあじゃぱあ返し。 いや知ってるけど。変人だから。

味の素の「うま味調味料の代名詞」キャラ維持期間の長さが凄い

昔はテレビゲーム機の代名詞がファミコンだったり、コピーすることをゼロックスすると言ったりしたようです。それくらい爆発的にシェアを取っていたということですが、盛者必衰、今は昔です。 しかしながら、うま味調味料イコール味の素、味の素イコールうま…

朝に夕べを謀らず、という言葉を自分で自分に使う人

翌日の事どころか、今日の夕べの事さえ考えてないよ! でも勉強はしているから、「朝に夕べを謀らず」の意味は知っているよ! 朝と書いて「あした」って読むんだよ!これマジだよ! という人。多分あまりいない。使い所の難しい言葉です。 例えるなら結婚式…

朝ぼらけは何時頃?

大辞泉によると 「あけぼの」より少し明るくなったころをいうか。(原文ママ) こっちが聞きたいのに、逆質問されても知らないから。 ぼんやりした回答が逆に上手いこと明けきっていない朝ぼらけにかかっているという、高等テクニックでしょうか。 こんな時は…

「麻布で気が知れぬ」は知らないだけかも

麻布に六本木という地名があるけどそんな木はないぞ、というところから木と気をかけた先人のシャレが残っていますが、六本の松の木があったのが由来という説もあり、六本木を命名したさらなる先人の気が知れない事がそもそもの問題。 ただ自然科学的に考えて…

旭山動物園は旭川市にある

北海道に住んだことはありませんが、旭川市と旭山動物園の名前は知っていました。しかし旭川市立旭山動物園、といわれると、今まで紛らわしいということにすら認識できなかったので、旭川と旭山が脳内でリンクしていなかったことが分かりました。 こんなちょ…

朝日蒲鉾のどこが朝日なのか

上面を食紅で染めてピンク色にした蒲鉾を朝日蒲鉾といいます。今まで意識もせずに数え切れないほど食べましたが、名前があったんですね。 でも朝日ってピンク色?朝日で画像検索してもピンクではないかな。 昔は青と緑がごっちゃだったりするので、こういう…

朝露に儚さを感じられなくなったのは冷凍技術が普及したから説

朝露は消えやすいので、昔の人はそこに儚さを感じ、儚さの例えにも使われたようです。 しかしながら、朝露が消えるのを見ても特に何も感じないのが我々現代人。 消えるのが嫌なら冷凍庫に入れとけばよろしいですやん、そしたら人間よりご長寿かもね、みたい…

阿古屋の琴責は教養人VS教養人

平景清を探す畠山重忠が遊女の阿古屋に琴、三味線、胡弓を弾かせて音色の乱れの有無から嘘をついていないか判断するという内容の浄瑠璃。 琴・三味線・胡弓を弾きこなす阿古屋の教養は評価されるべき。 それ以上に心理学という言葉が全くない時代に嘘発見の…

悪玉はリメイクされまくりのキャラクター

200年くらい前の出版物で、顔が〇に「悪」で表現された人物(もちろん悪役)が悪玉の元祖で、その由来になったのですが、現在でも科学番組のアニメーションで、このような擬人化された悪玉菌が登場するのがありがちなパターンです。 悪玉の由来自体の認知度は…

アギナルド[1869~1964]1899年フィリピン共和国大統領、1901年政界から引退

若くして大統領になり、若くして引退し、引退してから余生が60年以上。 人生いろいろ、と言いますが、生没年と二つのトピックだけでここまで個性的な人生を表現でき、その人について想像力をかきたてられる人物はなかなかいないのではないでしょうか? ちな…

空き手は昔から左手を意味した

昔から右利きが多数派だったということが、言葉一つから推測できます。 今まで左利きは右利きより心臓に負担がかかるから意図的に右利きに矯正してるから右利きが多いと思っていたのですが、昔そういう知識は無いはずなので、利き手は矯正しなくても右利きが…

秋田空港は新秋田空港から速攻で改名

旧秋田空港が廃止になって区別する必要が無くなったから。 波田陽区システム(元の芸名の波田ニューヨークから、もう新しくないからという理由で波田陽区に改名)ではないので、新秋田空港が速攻で老朽化したからではない。 ただ改名も看板変えたりとタダじゃ…

「秋の日は釣瓶落とし」はサイクリング部員への忠告

基本的に自転車ツーリングでは、安全のために出来るだけ明るいうちに宿泊地に到着するようにします。 しかし、夏は日没が遅いので、その感覚で秋になると、思ったより早く、しかも急に暗くなって後悔します。そのため、秋はあっという間に日が暮れるという意…